小田実「なんでも見てやろう」
かなり前に、誰かの本のあとがきで(沢木耕太郎だったか誰だったか)
小田実「なんでも見てやろう」のことを知り、
どんな本だろうと思ってAmazonで買った。
少し読んでみたが、文章が単調なのですぐに読むのをやめてしまった。
そして今年。
NHKハイビジョン特集「小田実 遺(のこ)す言葉」をスゴ録が自動録画。
「お、なんでも見てやろうの小田実だ」と思い、
寝る前に少し見てみると、ついつい最後まで見てしまった。
なるほどぉ
ベ平連の人なのね。
なかなか面白い人なのね。
資本主義とか共産主義とか、第九条とか、そういう昭和から続く議論の中心で生きた人、なのかな。
というわけで、
前述の「なんでも見てやろう」にリトライ。
これがなかなか面白い。
やっぱり本っていうのにも、AIDMA的なものがあって、
ぼくの場合は著者のことや時代背景のことを知って興味を持つことで、
その本の内容に入っていけることが多いような気がする。
そういう意味では、
五木 寛之「青年は荒野をめざす」にリトライする日も来るのかも。