コインチェック集団訴訟はとりあえず参加した方がよい、ただし下落分の損害賠償請求をしないと意味なし
コインチェックの詐欺事件に関してネット上ではいろいろな意見がでているが、弁護士の方がこんな意見を述べていた
仮に取引所リスクが自己責任の範疇ならば、それを訴訟によって回収しようとすることはまさに自己責任としての行動そのものである。
— 弁護士 野田隼人 (@nodahayato) February 28, 2018
コインチェック第二次訴訟の件でヤフコメにざっと目を通した。自己責任という意見があるが、今回の件は普通の取引リスクと違う。相場の上下損失は自己責任だが取引所の停止によって取引リスクをコントロールすることができないのは取引所の責任である。
— 弁護士 野田隼人 (@nodahayato) February 27, 2018
まさにその通りだと思う
「投資は自己責任で」というのは、取引所が公正である前提での話
取引所所が公正でないならば訴訟になるのは当たり前
もし仮に東証が不正をしてたとしたら、投資家は訴えるに決まってる
まぁ、訴えない人は頭悪い人なので、訴えない方がいいとか言ってる人の意見は聞く価値ないけど
訴えない人は勝手に訴えないでいればいいだけ
訴えたいなら訴えればいいだけ
格安で訴えられるんだから
ぼったくりとか弁護士だけが儲かるとの意見があるが、1)費用的には個別に弁護士に依頼する場合と比べて着手金はないに等しい金額、回収できた場合を合算しても半額以下の水準であるし、2)手続きしなければできない請求を含んでいる。また、そもそも原告団に加わらない自由がある。
— 弁護士 野田隼人 (@nodahayato) February 27, 2018
ちなみに、集団訴訟じゃない場合はこんなに高い↓
コインチェック被害の弁護士費用
コインチェックにアルトコインもってた人はとりあえず集団訴訟に参加しておいた方がいい
現状のNEMの相場よりも提示補償額が高いから提訴は損との意見があるが、弁護団は差額損失をも請求している。また、補償の受け取りを否定するものではない。補償がされれば、補償を受けた上でさらに差額損害を求めることになる。特に、NEM以外の差額損害は提訴しなければ補償され得ない。
— 弁護士 野田隼人 (@nodahayato) February 27, 2018
NEMホルダーは、コインチェックの補償を受けても下落分の損害賠償は請求できる
NEM以外のアルトコインは訴えない限り補償はされない
つまり、コインチェックにBTC以外を持ってた人はとりあえず集団訴訟に参加しとけ、ということだ
ただし、参加するなら、下落分の損害賠償請求をした方がよい
返還請求だけだと、コインチェックが自発的に送金再開した場合でも成功報酬を払う必要があるので、結果的に訴えない方がよかったということになりかねない