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映画「チベットチベット」を見に行く

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8月は中国・キルギス・カザフの旅に行ってきたが、
往路の成田空港で買った「わしズム」でこの映画のことを知り、
帰国を少し早めてこの映画をみにいった。

17時半開場、18時開演
@横浜・シネマ・ジャックアンドベティ
1 映画「チベット・チベット」上映
2 トークショー
 ゲスト:ペマ・ギャルポ氏(国際政治学者)、
     小林よしのり氏(漫画家)、
     キム・スンヨン氏(「チベット・チベット」監督)
3 映画「チベット2002」(本編68分。予告編なし)
22:00 終了予定

ゲリラ豪雨とかいうのが流行っているようで、蒸し暑い日だった。
整理券を持った列に加わり、入場。
上映前に監督の挨拶があった。
監督は、鍼灸の学校を卒業後、中国でさらに勉強したいと言って両親から学費をもらいつつ、そのお金でビデオカメラを購入して世界一周の旅に出たそうだ。
それが1997年のこと。
2年間の旅の中で、在日3世である自身の生い立ちと現在のチベット人の置かれている状況を照らし合わせながら、チベット問題について考える過程が記録された映画とのこと。
映画の感想としては、
ぼくも同じくらいの時期にラサに行ったことがあるため、
チベットのことについては特に新鮮なものはなかったが、
在日3世の監督がチベット問題を題材に映像を撮った、というのが新鮮だった。
ただし、そこにはあまり深い描写や示唆は感じられなかった。
ただ、漢族の警察がチベットの寺らしきところに踏み込んで僧と見られる人々をめたくそに殴ったり蹴ったりして連行していく映像は、衝撃だった。アメリカで警察が黒人をリンチしてる映像を以前テレビでみたことあるが、あんなのはまだかわいいもので、国家ぐるみで民族を根絶やしにしようとしている様は、世の中にこれ以上恐ろしいことがあろうか、と思うほどだ。
上映後、1時間ほどのトークセッション。
チベット問題に触れる際にはかならず名前を聞くペマ・ギャルポさん、
そして「わしズム」のよしりん、この二人を直で見るのは初めてだったので、すごく楽しみだった。
ペマ・ギャルポさんは、私情的なことも入れつつも、今のチベットが置かれている状況をチベットの立場から強く訴えていた。
よしりんは、「わしズム」で訴えていることや疑問に思うことを、激しく訴えていた。
中国のプロパガンダ政策は周知の通りだし、現地でもよく感じることなので、ペマ・ギャルポさんの話は非常に切実に感じた。
それに加えて、たとえば日本人が敗戦前に何をしたかについて、日本人が充分に知りえているのか?と考えるのと同じように、今の中国の人民が中国が何をしているのかを知りえるのか?と思うと、人間が組織として行動することの恐ろしさを改めて思った。
「チベット2002」は、非常に淡白な作品だった。
ダライラマ14世のインタビューもあるのだが、大した話もなく、非常に当たり障りのない内容だった。
ただこの作品の中で、「モゥモ チェンガ」というチベット映画のことが触れられていた。「セブン・イヤーズ」「クンドゥン」「キャラバン」はすでに見たが、「モゥモ チェンガ」はまだ見たことがないので、機会があれば見たいと思う。
それにしても、今回カシュガルの街に約10年ぶりで行ったが、その変わりようと言ったら、すごいものだった。
この10年での新疆における中国の開発はすごい勢いで進んでいるのを目の当たりにして、恐ろしい反面、無常を感じざるを得ない。
コルガスからウルムチに行く乗り合いタクシーでいっしょになったウイグル人は漢族が大嫌いだったようだが、カシュガルもイエチェンも人民色に染まりに染まり、表向きはウイグルの人々から反体制的な臭いが感じられることはなかった。しかしその一方で、クチャでの爆破事件などもあったようで、事件は現場で起きているという実感がわく。
中国における経済と政治の軋轢が、今後どうなっていくのか。
歴史は繰り返す、に尽きるとは思うのだが、チベット好きとしては、それ以上に注目せざるを得ない。